文化財修復
2021/12/01更新
唐門修復情報 錺金具工事vol.3「錺金具を取り付けました」
錺金具を取り付けました(2020年12月~2021年3月実施)
唐門の漆・彩色修復を終えた箇所から錺金具を取り付けていきます。
取り付けには釘と槌を使用し、釘は取り付けた錺金具を外れなくするため、強度があって曲がりにくい真鍮製のものを使用します。また、釘は黒色と金色の2色を、釘穴部分の色に合わせて使い分けます。槌は金槌と木槌の2種類で、金槌はキリと使用して取付箇所に釘を打ちつけるための穴をあけ、木槌で錺金具を傷つけずに形を整えて打ち付けます。取り付けの際は、釘を通すための穴を開け、取り付け中に落下することがないよう仮留めをしてから取り付けを行います。
473箇所すべての取り付けを終え、唐門に煌びやかさが甦りました。

取付前の唐破風下(北)

使用する道具

使用する道具

取付前の錺金具(唐破風下)

錺金具の形を整える

取付箇所に釘穴を開ける

錺金具を取り付ける

取付後の唐破風下(北)